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2017/11/15 08:39

データ重視の風潮に疑問、イチローを心配する米国人


イチロー外野手(2017年10月1日撮影)


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 メジャーのオフシーズン到来を告げるゼネラルマネジャー(GM)会議が、米フロリダ州オーランドで始まりました。注目の的は、ポスティング制度を利用してメジャーへ挑戦する日本ハム大谷や、FA(フリーエージェント)となったダルビッシュらですが、マーリンズから自由契約となったイチローの今後についても注目されています。

 なかでも心配しているのが、MLB公式サイトでマーリンズ担当を務めるジョー・フリサロ記者です。2015年にイチローが移籍して以来、メジャー通算3000本安打などの偉業を見届け、レジェンドとして尊敬の念を抱いています。今年10月で44歳となったイチローが「少なくとも50歳まで現役」と公言していることに関しても、「彼ならできる」と疑問を持っていません。

 それだけに、今オフ、デレク・ジーター氏をはじめとする新経営陣が、イチローと契約延長しなかったことをとても残念がっています。

 「イチローの行く先はあるのだろうか」。

 そんな思い入れもあり、今回の会議中も、イチローの移籍先について興味を持ち、日本の報道陣以上(?)に真剣に取材を続けています。

 依然としてイチローがトップレベルのコンディションを維持しているとはいえ、契約先を探すことは簡単ではありません。昨季は、前半戦が低調だったことに加え、代打中心の起用が続き、安打数は50本。若手の育成を進めているチームが多く、大ベテランに興味を示す球団が限られるのも事実です。もっとも、フリサロ記者は、細分化されたデータに偏向する近年の価値判断に警鐘を鳴らしています。

 「最近の若いGM達は、何かと数字ばかりを重視して判断する。あれだけの選手でもあり、ファンの気持ちも考えてほしいよ」。

 マーリンズといえば、スタントンやイエリチら生え抜きの選手が中心となっていますが、グッズの売り上げ、人気度ではイチローがナンバーワン。本拠地マーリンズパークでは、イチローが代打で登場するたびに、最も大きな拍手が起こっていました。

 オフシーズンが始まったばかりでもあり、イチローの移籍交渉は長期化するものと見られています。フリサロ記者がイチローを心配する日々は、もう少し続きそうです。

【四竈衛】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「メジャー徒然日記」)

提供:日刊スポーツ

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